タイムリーな本でした。
息子の冤罪事件(大袈裟! 笑)の時にちょうど予約していた本の到着で余計に感情移入して読んでしまいました。
作者は歌手ではなく衆議院議員さんで秘書給与流用事件で服役された方です。実際に刑務所に入ると極悪人ではなく支援の必要な人だらけだったのに驚いてこの本を書かれています。
実際に凶悪事件は激減しているそうなんです。刑務所にいる殺人犯は1%しかいないのだとか。それも家族間の老老介護の末や障害ある子供を案じてという社会福祉が整っていないばかりに起こった事件も含めてである。
先日も、知的障害のあるお嬢さんを手にかけた事件がありましたね。お母さんの逮捕時映像が流れていましたが、ガリッガリな上にやつれていましたね。あの映像で全てが伝わった気がしました。
近所の方のインタビューでは、あんな可愛い子を親が殺すなんて、と非難されていましたが本当にガッカリコメントです。近所に住んでいて時間を持て余しているなら(偏見でしょうが、年齢と見た目でそう判断させて頂きます!)なぜ手をさしのばさなかった💢
この本によると刑務所が人生の中で一番穏やかな場だと感じる受刑者も多く、出所後も刑務所に戻りたくて犯罪を繰り返す人が多いそうです。虐待をうけてきていたり、社会に受け入れられない障害者たち。私も息子の障害に気付かなかったらずっと虐待していたのかもしれない。今でこそ穏やかに接しているけど、以前の自分がそのまま育てていたら息子の人生を台無しにし、この本に出てくる行き場のない大人に育てていたのかもしれない。
共感と支援。この言葉を胸に広めていくぞーこの世界!!
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