アメリカのプログラム

発達障害に気づかぬままに大人になる人が多い日本。彼等は恵まれない(その人にあった環境でないという意味)環境で育ち、違和感を感じながら大人になり孤立してしまう事も多いでしょう。
それは日本の支援体制が受動的だから。アメリカでは保育園や学校などの教育機関にセラピストがいて、発達が気になる子供には声がけしてくれるそうです。そうすると親が専門チームにコンタクトし、その子供に合った支援を専門家を交えて話し合っていくそうです。そこでは支援チャートに数々の療育方法が示されており、親からの聞き取りやその子供に必要な療育を専門家と話しあいながら、どの療育を受けるか決めていくそうです。もちろん無料!州によって受けられる時間や単位は違っても流れ的には同じ感じで進んでいくんですって。それから、未就学児や低学年でまだ病名までは…という、いわゆるグレーであっても早期療育ありきなので、誰でも支援を受けられるのも大きな特徴ですね。

かたや日本は療育ビジネス😭と私は呼んでいますが、手探りで親は子供にあったプログラムを探し高いお金を払い本当にそれがその子供のためだかわからないけど、専門家でもないしまずはやらせてみて様子みる、みたいな事になっています。親が気づかなければそこは放置で結局その子供は居心地の悪い子供時代を過ごします。

刑務所で過ごした方が心穏やかに過ごせる、と新幹線無差別殺傷事件を起こした事件は正しいやり方ではないのは重々承知していますが、当該だけの問題ではなく、もっと根深い問題で日本の社会問題だと思っています。
例えてみれば、彼は生まれてからずっと針山の洋服を着てきたんじゃないかな。刑務所に行けばその針の洋服を脱げるんです。以前ブログにあげた'刑務所しか居場所のない人たち'という本を思い出しました。
もし、アメリカのプログラムがあったなら彼の人生は変わっていたはず。

もう叶わないけど、もしも子供の頃の彼に会うことができたなら、まずはギューっとしたいな。


学習障害児を持つ親のブログ

息子が7歳の時に学習障害と診断されます。学習障害について日本ではほとんど耳にすることがなく情報収集に苦労しました。仕事が休みの日には学校へサポートしに通いました。するとクラスには学習障害を始め軽い発達障害の子供達がちらほらいます。たまに脱線しますが、知りうる限りの情報を流しますので是非お役立て頂ければと思います。

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